海と山と街と写真と 小湊鉄道 上総牛久駅

今回訪れたのは、千葉県市原市牛久。
この日(2023.5.2)の天気は快晴、気温も半袖で過ごせるくらい最高のコンディションで、朝からテンションが上がりました。
なぜ牛久にしたか?
ずばりノスタルジックな街並みを撮りたかったからです。
私が以前サーフィンをしていた時期、木更津から一宮の海に行くときは牛久を通ります。
その時から「いつかこの町を撮りたい」と思っていました。
やっと実現できました。

使用したフィルムはKodak Portra 160。
最もお気に入りのフィルムですが、このところ円安や生産量の関係で、価格が高騰しています。今回のフィルムは2022.11に購入したもので、10本セット23781円でした。
高い…。

それと、最近購入して使うのが楽しみだった、話題の国産フィルムメーカー『MARIX』!
今回はMARIX 400Dを。
MARIX 400Dとは、映画用フィルムのkodak vision3を一般現像のC-41処理可能にするためのカーボン除去を施した商品で、Cinestill 400Dと同様のようです。
Cinestillに比べると断然リーズナブルなので、ユーザーとしてはとても嬉しいですね。

使用したカメラは、いつも通りCONTAX RTSⅡとCarl Zeiss Distagon 28/f2.8 T* MMJ。
28mmにした理由は、細い道が多そうなので建物を撮る際にヒキジリがないだろうと。Planar 50/1.4もバッグに入れてありましたが、付け替えるのが面倒で…。
日中はPortra160、日が暮れてきたらMARIX400Dというながれ。

それでは撮影の様子を動画でご覧ください!

いかがでしたか?
こういう街並みが好きな人にとっては、堪らない町だったのではないでしょうか?

錆びたトタン
商店の古びたファサード
電柱
外灯
小湊鉄道…

往時は新品だったものたち。
とても愛おしいと思います。

撮り始めた時間が15時くらいだったので、すでに影が長いです。
これは画作りが楽しかったですね。

この日はゴールデンウィーク中の平日だったので、学校は登校日。
町を歩いて撮影していると、下校中の小学生の一団に絡まれる事案が発生。

小学生「何を撮っているんですか〜?」
私「君たちの町を撮っているよ〜」
小学生「おお〜〜」
という心温まるやりとりをして別れ際、
小学生「またね〜!今度LINE交換してね〜!」
私「お、おう…」

私には小学生に語りかける有意義な言葉は持ち合わせていないので、LINEでのコミュニケーションは遠慮しておこうと思います…。

それはさておき、牛久はよかったですね〜。
動画で出てきた川は養老川という川です。
町の中に川が流れているのですが、こういう風景は大好きです。
川沿いは時間ごとの風景から、生活者の営みが見えてきます。

町としての印象は、昭和時代には商業が活発だった印象です。
だからこそノスタルジックな大店の建物が多く残っているのでしょう。
この辺りは興味深いので、調べてみたいと思います。

それと、動画には入っていませんが、とても美味しいタイ料理の店『タイ貿易倉庫UD』さんを見つけられたのは大きな収穫でした。
タイ人が運営されているので本格的なタイ料理が食べられます。
私はマッサマンカレー、トムヤムクンを食べたのですが、ご飯がタイ米だったのが嬉しかったですね。
焼き飯系もあったので、期待大です。

撮影も食も満足でした。
また違う季節に訪れてみたいと思います。

さて、次回は大多喜町。
乞うご期待ください。