panetteria かさりんご

穏やかな住宅街のパン屋さん

木更津市畑沢。
君津市に接する木更津で最も南の街。
元々は山だったところを切り開いてつくられた住宅地は高台になっていて、西に海を望みます。
そんな住宅地に『panetteria　かさりんご』は１年前に君津市から移転されてきました。
ハード系のパン好きには有名なお店です。

お店を営まれているのは柏義弘さん。
柏さんは、13年前にかさりんごを開店する前は、代々木上原のイタリアンレストランでシェフをされていました。
「いろいろな仕込みをさせられて嫌だったなぁ〜。こ〜んなでっかい鍋にさ。」
と笑いながら当時の事を話してくれましたが、意外と楽しそうに話していたのが印象的でした。
大学時代までサッカーをやっていて、イタリアが好きだったからイタリアンレストランのシェフになったそうです。
（サッカーからのイタリアンと流れはイタリアンシェフ界に多そうですね。）
ちなみに店名の『かさりんご』とは、イタリア語でCASALINGO。
”自家製”という意味だそうで、何だか合点がいきました。

お店の開店は午前9時。
それに合わせて柏さんのパンづくりは始まります。

開店時間を過ぎる頃から、次々と店頭に並び始めます。

勝手知ったる常連の方々はパンが並びきる時間に訪れます。
取材時は11:30くらいでした。

みなさんそれぞれの”いつものパン”と、その時の気分のパンを。
パン屋さんを楽しんでますね〜。

元イタリアンシェフならではのアイデアから生み出されるパンは食べ応えもあり、満足感大！
柏さんはパンに何かを入れる際、「３つ食材を入れて成立する事を大事にしている」と言います。
例えば前述のカシス、クランベリー、チョコのパンで言うと、酸味を２種類入れて複雑さを出し、その酸味をチョコで緩和するわけです。
２種類だと物足りなく、３種類だとまとまるそうです。
深いです…。

この時期、パンを持ってアウトドアでピクニックするのも楽しいですよね。
みなさまもぜひお試しください！
Buon appetito!